治験というのは、新しい薬を製造するために避けて通る事のできないものです。新しい薬をつくるためには、多くの段階を経ていかなければなりません。製薬会社は、まず基礎研究などを行って新しい薬をつくっていきますが、出来たからといってすぐに販売というわけにはいきません。薬という製品は、人の人体・健康に直接影響を及ぼすデリケートなものですから、出来たら即販売というわけにはいかないのです。

研究開発された薬は、まず動物でテストされることになります。マウスやウサギなどの動物を使って、薬が安全なものかどうかをじっくり調べることになります。この動物テストには通常は数年を要すとされており、非常に長期にわたるテストが繰り返されます。動物テストでしっかりと効果が確認されれば、次はいよいよ人間でテストをすることになりますが、これが治験と言われる段階です。

治験というと、我々一般人は、寝ているだけでお金がもらえる楽なアルバイトという認識を持っている人が少なくありません。しかし、先述のようにこれは新しい薬を開発するための1つの工程であり、これに参加することはとても尊い行為だと言えるでしょう。この治験も、通常は数年という長い期間をかけて行われます。このテストで効果が確認され、重篤な副作用などもないということになれば、厚生労働省に承認申請を出すことになります。

この承認もけっこう時間がかかり、通常は1~2年くらいかかるとされます。このような長い時間をかけて薬の開発は行われます。

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