研究機関や医療機関において、研究や医療目的のために使用される化学物質は多くの場合、人体に危険を及ぼすものであることから、その管理は厳格に行う必要があります。化学物質管理が不十分で、もし化学物質が何者かによって盗まれたり、あるいは、保管場所から漏れたりしますと、非常に危険です。このため、化学物質管理には十分注意を払う必要があります。化学物質を管理する際にまず求められるのが、化学物質を保管する場所の決定です。

化学物質は危険物薬品庫などのように、専用の保管庫を設けて保管する必要がありますので、まずはそうした場所を構築する必要があります。次に求められるのが管理責任者の選定です。化学物質を管理する責任者を決め、その人が日常的に監視をします。保管庫の施錠確認はもちろんのこと、適時において見回りを実施するなど、異常の有無について目を光らせます。

そして帳簿類の整備です。これは特に保管されている化学物質の出し入れが激しい時には、とても重要なミッションとなります。化学物質をいつ受け入れたのか、そしていつ誰がどれくらいの量を払い出したのかを、正確に帳簿に記載していきます。そして定期的に帳簿上の残高と実際に保管庫に保管されている残高が一致しているかどうかの確認も必要です。

このほか、保管庫内は一定の温度を保つこと、換気を心掛けること、使用マニュアルを定めることなどが、化学物質管理で求められている事項となります。

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